花粉症は、春先のスギやヒノキだけではなくイネやブタクサなど、最近では1年中にわたり何だかのアレルギー症状に悩まされている方も多いと思います。
花粉症対策としてヨーグルトを食べる場合、店頭に並ぶたくさんの中からどの商品を買ったら良いか悩みますよね。
それでは、花粉症対策におすすめなヨーグルト【乳酸菌】の種類と効果的な食べ方(何をいつどのくらい食べるのか?)などをご紹介します。
花粉症にヨーグルト【乳酸菌】が効く理由
花粉症対策にはヨーグルト【乳酸菌】が効果的とされていますが、なぜヨーグルトが効くのかご存知ですか?
本来、花粉症などのアレルギー反応は、体内に入った花粉(スギやヒノキなど)をブロックしようとする「免疫機能の過剰反応」です。
春先に一斉に飛び始めるスギやヒノキの花粉が体内に入ると、くしゃみや鼻水などの防御反応として、花粉症のつらい症状を引き起こします。
最近では腸活と言う言葉を耳にする機会が多いと思いますが、腸は免疫機能に深く関わり私達が毎日を健康に過ごせる手助けをしてくれます。
そのため、腸内環境を整える効果があるヨーグルト【乳酸菌】は、免疫機能を高めるのに最適な食材と言えますね。
しかし、免疫機能を高めるヨーグルト【乳酸菌】では、ブロックする力が強くなり花粉症が悪化するのでは?と疑問を感じる方もいると思いますが、ヨーグルトには免疫機能を調整する効果があり花粉をブロックする過剰な反応を和らげ、結果として花粉症などのアレルギー反応の予防と抑制につながるようです。
その免疫機能を絶妙なバランスで保てるように、各社で花粉症に効果的なヨーグルト【乳酸菌】が開発され販売されています。
そのため、花粉症対策としてより効果を実感したい場合は、花粉症に特化したものを選ぶのが良いですね。
花粉症に効果的なヨーグルト【ビヒダス】
ビフィズス菌BB536を配合した、特定保健用食品のプレーンヨーグルトです。
酸味を抑えたまろやかな味わい。
ビフィズス菌BB536とは
ビフィズス菌BB536とは、他のビフィズス菌に比べ、酸や酵素に強く、生きたまま大腸に到達できる善玉菌の乳酸菌の一種です。
ビヒダス(ビフィズス菌BB536)の効果
ビヒダス(ビフィズス菌BB536)の効果をまとめてみました。
- 抗アレルギー作用
- 整腸作用
- 大腸がん予防作用
- 感染防御作用
- 潰瘍性大腸炎の緩和作用
- コレステロール低下作用
- 骨強度増強作用
花粉症への効果に関しては、森永乳業の研究によると、花粉症患者44名を対象にスギ花粉が飛び始める約1か月前から、ビフィズス菌BB536を摂取してもらったところ、花粉症の自覚症状が緩和されたと報告されています。
より効果を高めたい場合は、花粉が飛ぶ1か月前から食べるのがおすすめです。
花粉症に効果的なヨーグルト【守る働く乳酸菌L-92】
「カルピス」由来の乳酸菌研究により選び抜かれた「L-92乳酸菌」を含む乳性飲料です。カラダの中から強くなりたいあなたの体調管理に役立ちます。
乳酸菌L-92株とは
乳酸菌L-92株とは、「カルピス」に由来する長年の乳酸菌研究によりアレルギー症状改善のために選び出された乳酸菌です。
守る働く乳酸菌L-92(乳酸菌L-92株)の効果
- 免疫細胞(NK細胞)の活性化
- インフルエンザウイルス感染の抑制
- アトピー性皮膚炎の症状改善
- 花粉症の症状緩和
花粉症に関しては、カルピスの研究によると花粉症患者20人を対象に実施したヒト介入試験で、L-92株を100億個含む発酵乳を毎日飲むと、花粉症の症状が改善されたと報告されています。
ダニやハウスダストによる通年性アレルギー性鼻炎自覚症状などを改善できることも確認されているようです。
L-92を毎日飲むのが難しい方は、サプリがおすすめ⇩
花粉症に効果的なヨーグルト【ぜいたく生乳ヨーグルト】
低温のまま生乳中の水分を取り除く「低温濃縮製法」によってつくられた生乳と砂糖で作ったヨーグルトです。
生きて腸まで届き、体の中のバランスをサポートするL-55乳酸菌入りです。
L-55乳酸菌とは
L-55乳酸菌とは、もともと人のお腹に棲息している乳酸菌なので、胃液や腸液に対する耐性が非常に高いのが特徴です。
ぜいたく生乳ヨーグルト(L-55乳酸菌)の効果
L-55乳酸菌は、免疫細胞に影響を与えることによって、アレルギー症状を起こすlgEを減らし、花粉症やアトピーなどのアレルギー症状を抑えてくれます。
岡山大学とオハヨー乳業(株)の共同研究では、L-55乳酸菌を摂取したマウスを用いた実験で、アレルギー性鼻炎とアトピー性皮膚炎の症状が改善することが発表されています。
また、L-55乳酸菌はインフルエンザウイルス感染に対する予防効果があることも確認されたようです。
花粉症に効果的なヨーグルトの食べ方*いつ・どのくらい食べるの?
いつから食べるの?
ヨーグルトは、健康のためには1年中毎日食べるのが良いですが、花粉症対策としては花粉が飛び始める1か月程前から食べるのが効果的なようです。
朝と夜、食べるタイミングは?
花粉症に限らずヨーグルトの効果を高めたい場合は、胃酸の影響が少ない食後がおすすめです。
食後に食べることによって、乳酸菌が生きたまま腸へと届きやすくなります。
また、朝食後と夕食後では、どちらが良いか迷いますよね。
一般的には、寝ている間に腸が活動して腸内環境が整うようなので、夕食後が良いようですが、便秘改善には排出を促す朝食後が良いようです。
食べる量は?
一般的には1日100g程度が推奨されていますが、花粉症対策として食べる場合は1日200g程度が効果的のようです。
1日200gは、ヨーグルトを食べなれない方にしてみるとかなりの量なので、毎日食べられる無理のない量からチャレンジしましょう。
また、腸内の善玉菌の数を保つことが免疫機能の活性化になるので、1度にたくさん食べるのではなく、毎日適量を食べる習慣をつけましょう。
まとめ|花粉症に効果的なヨーグルト
- 花粉症に効果が期待できるヨーグルト【乳酸菌】は、ビヒダス・守り働く乳酸菌L-92・ぜいたく生乳ヨーグルトの3種類
- 食べる(飲む)のは、毎日夕食後がおすすめ
- 食べる量は、100gから200gが効果的
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