頭痛のタイプには、さまざまな種類がありますが、病気などが原因ではなく日常的に繰り返し起こる頭痛では、片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛の3つに分かれるようです。
血管の収縮や拡大、ストレスなどと原因もさまざまですが、セルフケアで行う対処方法も頭痛のタイプによって異なります。
良かれと思って行った事が、実は間違った対処法で、頭痛の症状が悪化するなんて事は避けたいですよね。
それでは、タイプ別で違う【頭痛の対処方法】セルフケア法をご紹介します。
あなたはどっち?頭痛のタイプと特徴
くも膜下出血や脳腫瘍などの病気ではなく、日常的に繰り返し起こる頭痛は一次性頭痛と言われています。
まず、自分がどのタイプの頭痛なのかを知る事が、正しい対処法を行う上で重要になります。
一次性頭痛の種類をタイプ別にまとめてみましたので、自分がどのタイプかをチェックしてみてください。
片頭痛の特徴
片頭痛は、ズキンズキンと脈打つような痛みが特徴。
血管が拡張する事によって、引き起こる頭痛です。
比較的女性に多くみられる頭痛で、ひどくなると吐き気を伴う事もあります。
光、音、におい、気圧や温度の変化に対し敏感になることも特徴です。
緊張型頭痛の特徴
緊張型頭痛は、頭全体を締め付けられるような痛みが特徴です。
首や頭の筋肉が緊張して、引き起こる頭痛です。
肩こりや首のこりを伴う事が多く、眼精疲労によって引き起こる事もあります。
群発頭痛の特徴
群発頭痛は、1~2か月くらいの間、毎日のようにほぼ決まった時間に目の奥が激しく痛むのが特徴です。
比較的男性に多く、原因は明らかではありませんが、目の後ろの血管が拡張し炎症が起きる為だと考えられています。体内時計が関係しているとも言われているようです。
頭痛のタイプ別の対処方法【セルフケア法】
頭痛の症状は個人差が大きい為、対処方法もさまざまです。
まずは自分の頭痛について頭痛日記を付け、どんな時にどのような痛みが起きたのかを記録しておきましょう。
食べた物や飲んだ薬なども記録しておくと、頭痛予防にもなり自分の頭痛のタイプが把握できますね。
片頭痛の対処方法
片頭痛は、血管の拡張によって起こる為、血管を広げてしまう入浴やマッサージ、運動などは、NGとなります。
片頭痛の対処方法は、痛む部分を冷やし、安静にするのが良いでしょう。
こめかみを押さえて、血流を阻害するのもおすすめです。
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緊張型頭痛の対処方法
緊張型頭痛は、血流が悪くなる事によって引き起こる為、対処方法は筋肉の緊張をほぐす入浴やマッサージが効果的です。
蒸しタオルなどで首や肩を温めたり、適度な運動やストレッチがおすすめです。
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群発頭痛の対処方法
群発頭痛の場合は、痛みが激しい事もあるので、専門医の診察を受けるようにしましょう。
日頃から規則正しい生活を心がけ、痛みがあらわれている時期は、飲酒や喫煙は控えた方が良いでしょう。
まとめ|頭痛の対処方法
頭痛予防や緩和のセルフケアを行う上で、まず自分がどの頭痛のタイプなのかを見極める事が重要です。
片頭痛と緊張型頭痛では、対処方法は全く異なるので、間違った対処方法で症状が悪化なんて事は避けたいですよね。
あくまでセルフケアによる対処方法になりますので、いつもと違った痛みや長く続く痛みの場合は、無理をせず必ず専門医を受診しましょう。
・片頭痛:冷やす○ 温める×
・緊張型頭痛:温める○
・群発頭痛:専門医を受診、規則正しい生活
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